2026年におけるDDoS攻撃対策に最適なCDNプロバイダー

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概要: CDNベースのDDoS対策では、悪意のあるトラフィックがオリジンに到達する前に、分散配置されたエッジ拠点で検知・フィルタリングします。

おすすめの用途: CDN、WAAP、DDoS対策を統合したい場合は CDNetworks、複雑なハイブリッド/ネットワーク環境には Akamai、エッジでの自動緩和を重視するなら Cloudflare、すでにFastly上でアプリケーションやAPIを運用している場合は Fastly、CDNを活用したWebサイト保護と、より広範なネットワークDDoS対策を組み合わせたい場合は Imperva が適しています。


DDoS対策でCDNプロバイダーが重要な理由

分散型サービス拒否(DDoS)攻撃では、帯域幅、コネクションテーブル、アプリケーションリソースなどが枯渇し、正規ユーザーがサービスにアクセスできなくなる可能性があります。セキュリティ機能を備えたCDNは、企業に分散型の入口を提供します。トラフィックはまずプロバイダーのエッジに到達し、オリジンのリソースを消費する前に、不審なリクエストを分析し、レート制限、チャレンジ、破棄などの処理を行えます。

このモデルは、Webサイト、Webアプリケーション、APIをはじめ、プロバイダー経由でプロキシ可能なサービスに特に適しています。一部のCDNプロバイダーでは、Anycastルーティング、BGPによるトラフィック迂回、GREトンネル、クロスコネクト、専用スクラビングサービスなどを利用し、TCP/UDPサービス、パブリックIPレンジ、ネットワークインフラまで保護対象を拡張できます。

そのため、選定時に重要なのは、単に「最大規模のネットワーク」をうたっているプロバイダーを選ぶことではありません。保護する必要がある資産、それらが使用するプロトコル、そしてネットワークチームが運用可能なモデルを踏まえて、適切な緩和アーキテクチャを選ぶことが重要です。


DDoS対策向けCDNプロバイダー比較一覧

以下の表では、主要なCDNプロバイダーと、それぞれのエッジインフラがDDoS対策にどのように活用されているかを比較しています。

プロバイダー おすすめの用途 導入方式 主な強み 注意点
CDNetworks CDN配信とDDoS対策を一体で利用したい、グローバルなWeb、API、TCP/UDPワークロード グローバルエッジインフラ上での常時保護。CNAMEまたはAnycast IPを利用 CDNベースのエッジ保護、AIによる適応型緩和、20 Tbps超のスクラビング容量、L3~L7 DDoS対策とWAAPの統合 クラウド型サービスのため、オンプレミスでの対策が必須の場合は要件への適合を確認する必要がある
Akamai CDNエッジ保護と、複雑なネットワーク/ハイブリッドインフラ向けDDoS防御を組み合わせたい大企業 CDNエッジに加え、クラウド、オンプレミス、ハイブリッド型のDDoS対策に対応。常時保護とオンデマンド方式を選択可能 CDNエッジでのフィルタリング、20 Tbps超の専用Prolexic防御容量、プロアクティブな緩和制御 ルーティング型の導入ではBGP/GREに関する専門知識が必要になる場合がある
Cloudflare 分散CDN/エッジネットワーク上での自動DDoS緩和を重視するWebアプリケーションやIPネットワーク CDN/リバースプロキシ、Spectrum、Magic Transit 分散エッジでの緩和、自律型L3/L4/L7制御、適応型トラフィックプロファイリング 高度な適応型機能やネットワーク制御は、特定のEnterpriseサービスに依存する
Fastly すでにFastlyのCDN/エッジプラットフォーム経由で配信しているアプリケーションやAPI エッジプラットフォームに直接統合し、サービス単位で有効化 エッジベースのDDoS緩和、Adaptive Threat Engine、自動対応 対象となる有料のFastly配信サービスまたはComputeサービスが必要
Imperva CDNを活用したセキュリティプラットフォームでWebサイトを保護しつつ、ネットワーク資産にも追加のDDoS対策を必要とする場合 Webサイト向けにはCDNを統合したグローバルプロキシ、ネットワーク保護にはGREまたはクロスコネクトを利用 CDNとWebサイト向けDDoS対策の統合、L3/L4で3秒以内のSLA、より広範なL3~L7保護 CDNベースの保護は主にWebサイトとWebアプリケーション向け

CDNベースのDDoS対策の仕組み

セキュリティ機能を備えたCDNでは、すべての接続を直接オリジンに到達させるのではなく、受信トラフィックをエッジインフラに分散します。レイヤー3および4では、大量のトラフィックを吸収し、悪意のある、または異常なネットワークトラフィックをフィルタリングできます。レイヤー7では、HTTPの挙動を分析し、不正利用するクライアントへのレート制限、不審なリクエストへのチャレンジ、アプリケーションを考慮したセキュリティポリシーの適用などが可能です。

キャッシュは、トラフィック急増時にオリジンインフラへの負荷を軽減できますが、キャッシュそのものがDDoS対策になるわけではありません。効果的な保護には、正確なトラフィック分類、十分な緩和リソース、自動対応、オリジン保護、そして攻撃をフィルタリングしている最中でも正規ユーザーのアクセスを維持する能力が必要です。


CDNベースと専用DDoS対策の違いとは?

CDNベースのDDoS対策は、主にエッジネットワーク経由でプロキシできるトラフィックを対象としています。一般的には、Webサイト、Webアプリケーション、API、HTTP/Sサービスなどが該当します。CDNがインターネット側の公開レイヤーとなり、リクエストをオリジンより先に受け取ることで、悪意のあるトラフィックを検知・遮断するための制御ポイントとして機能します。

専用DDoS対策では、パブリックIPレンジ、データセンター、VPNゲートウェイ、ゲームサービス、非HTTPプロトコルなど、より幅広いネットワークインフラを保護できます。アーキテクチャによっては、BGP、GREトンネル、Anycastルーティング、クロスコネクトなどを利用して、トラフィックをスクラビングインフラへ迂回させます。

一部のCDNプロバイダーでは、この2つのアプローチを組み合わせています。CDNエッジでプロキシ対象のアプリケーションを保護し、専用スクラビングインフラによって、CDNの背後に配置しにくい資産まで保護対象を拡張します。

この違いは、サービス選定にも大きく影響します。WebサイトをCDNで保護しているからといって、外部に公開されたオリジンIPや、CDNのトラフィック経路外にあるサービスまで自動的に保護されるわけではありません。プロバイダーを選ぶ前に、インターネットに公開されているすべての資産を洗い出し、重要なワークロードがそれぞれプロバイダーの緩和アーキテクチャに組み込めるか確認する必要があります。


DDoS対策向けCDNを選ぶ際に確認すべき主な機能

緩和容量

DDoS対策インフラには、攻撃によって上流帯域や処理リソースが枯渇する前に、攻撃トラフィックを吸収できる能力が必要です。容量だけでなく、エッジ/スクラビングインフラの地理的な分散状況、Anycastアーキテクチャ、ピアリング関係、実際にどこで緩和処理が行われるかも併せて評価しましょう。広告上の最大Tbps値だけを、優れた防御性能の根拠とみなすべきではありません。専用DDoS対策容量とCDN全体の総容量は、同じ指標ではないためです。

検知速度と自動対応

DDoS攻撃は、人間のセキュリティチームが調査して対応するよりも速く拡大することがあります。効果的なサービスではトラフィックを継続的に分析し、攻撃条件を検知すると自動的に緩和を開始します。プロキシ対象のワークロードでは、トラフィックがオリジンに到達する前からプロバイダーのエッジを通過しているため、CDN統合型の対策はアーキテクチャ上のメリットがあります。適応型ベースライン、自動ポリシー適用、明確に定義された対応基準を確認しましょう。また、プロバイダーが緩和開始時間のSLAを提示している場合は、どの攻撃レイヤーや導入方式が対象となるのかも確認する必要があります。

複数レイヤーをカバーする防御

現在のDDoS攻撃では、ボリューム型、プロトコル型、アプリケーションレイヤー型の手法が組み合わされることがあります。L3/L4の防御では、UDP Flood、SYN Flood、増幅攻撃などに対応する必要があります。一方、レイヤー7では、正規トラフィックに見せかけながらアプリケーションリソースを消費するHTTP Floodなどを識別する必要があります。WebアプリケーションやAPIでは、WAF、ボット管理、APIセキュリティ、レート制限を組み合わせることで、耐障害性を大きく高められます。

トラフィックルーティングと遅延

DDoS対策によって可用性の問題を解決しても、その代わりにパフォーマンス上の問題を引き起こしては意味がありません。トラフィック検査がどこで行われるのか、クリーンなトラフィックがどのようにアプリケーションへ戻されるのかを確認しましょう。プロキシ対象のワークロードでは、CDN統合型の緩和によって、配信とセキュリティを同じトラフィック経路内で処理できます。常時保護型では防御が継続的にトラフィック経路上にあるため即座に対応できます。一方、オンデマンド型では通常時のルーティング変更を抑えられる場合がありますが、攻撃開始後に有効化するまでの時間が発生します。

誤検知の抑制

悪意のあるトラフィックを遮断できても、正規ユーザーがサービスを利用できなくなっては意味がありません。行動ベースライン、機械学習、脅威インテリジェンス、プロトコル分析、設定可能な緩和アクションなどを活用することで、攻撃と、新製品の発売、フラッシュセール、ライブ配信などによる正当なアクセス急増を区別しやすくなります。利用者側では、システムがトラフィックパターンの変化にどの程度迅速に適応できるか、また自動判断をどのように確認・調整できるかも把握しておく必要があります。

統合性、可視性、運用性

導入方式は、DNS変更、Anycast IP、BGP/GREルーティング、API、ハイブリッド制御など、既存のアーキテクチャに適合している必要があります。また、DDoS対策がプロバイダーのCDNやアプリケーションセキュリティスタックとどの程度統合されているかも評価しましょう。セキュリティチームは、リアルタイムテレメトリ、ログ、アラート、緩和履歴、SIEM連携、エスカレーションサポートに加え、攻撃者が保護されたエッジを迂回して公開済みのオリジンへ直接到達できないよう、オリジンの秘匿やアクセス制限についても確認する必要があります。


主要なDDoS対策向けCDNプロバイダー

選定基準:以下のプロバイダーはCDNの観点から比較しています。具体的には、分散エッジネットワークを利用して、DDoSトラフィックがオリジンに到達する前にどのように吸収、検知、フィルタリングするのか、また通常のCDN経路外にある資産までどのように保護を拡張できるのかを評価しています。さらに、攻撃レイヤーのカバー範囲、緩和アーキテクチャと容量、検知と自動化、導入の柔軟性、誤検知制御、運用上の可視性、公開されている制約事項も考慮しています。

1. CDNetworks

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おすすめの用途 Web、API、TCP/UDPワークロード向けに、CDN配信、アプリケーションセキュリティ、DDoS対策を1つのエッジプラットフォームで利用したい組織。
導入方式 CNAMEの変更またはAnycast IPへの切り替えにより、CDNetworksのグローバルエッジインフラ上で常時保護を提供。
強み CDNベースのエッジ保護、AIによる適応型緩和、L3~L7対応、統合WAAP、20 Tbps超のグローバルスクラビング容量。
注意点 オンプレミス型アプライアンスが必須の組織では、導入要件への適合を確認する必要があります。

CDNetworksは、分散CDNとエッジインフラをDDoS対策の基盤として活用しています。Flood Shield 2.0は、このグローバルエッジネットワーク上に構築されており、CDN高速化とL3/L4スクラビング、レイヤー7 DDoS防御、WAAP機能を組み合わせています。トラフィックがオリジンより先にCDNetworksのエッジへ到達するため、悪意のあるトラフィックを上流で識別・除去しながら、正規リクエストには引き続きCDNによる配信と高速化を提供できます。

CDNetworksは40か所を超えるDDoSスクラビングセンターと、20 Tbpsを超えるスクラビング容量を提供しています。また、AI Engineによって、このエッジアーキテクチャに適応型の防御機能を追加しています。静的なしきい値だけに依存するのではなく、ドメイントラフィックや行動シグナルを分析してワークロードごとのセキュリティベースラインを構築し、適応型ポリシーを生成します。レイヤー7攻撃時には、リクエストレート、User-Agentの挙動、リクエストヘッダー、JA4特性などのシグナルを適応型制御に利用できます。

主な機能:

  • CDN統合型DDoS対策: Flood Shield 2.0は、CDNetworksの分散エッジインフラを利用し、攻撃がオリジンシステムに到達する前にフィルタリングします。

  • AIによる適応型保護: ワークロードごとのベースラインを構築し、トラフィックの挙動変化に応じて緩和ポリシーを更新します。

  • マルチレイヤーDDoS防御: L3/L4スクラビングと、Web/APIトラフィック向けレイヤー7保護を組み合わせます。

  • TCP/UDPおよびオリジン保護: HTTP/S以外のワークロードにも保護を拡張し、オリジンを秘匿する機能も提供します。

  • 統合型アプリケーションセキュリティ: WAF、ボット管理、APIセキュリティ、CDN高速化、セキュリティ可視化を同一プラットフォームで利用できます。

2. Akamai

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おすすめの用途 Webトラフィック向けCDNエッジ保護と、複雑なネットワーク、クラウド、ハイブリッド、オンプレミス環境向けDDoS対策を組み合わせたい大企業。
導入方式 プロキシ対象アプリケーションにはCDNエッジ保護を提供し、さらにクラウド、オンプレミス、ハイブリッド型のProlexicを利用可能。常時保護とオンデマンド方式に対応。
強み CDNエッジでのフィルタリング、専用DDoSスクラビング、柔軟な導入方式、プロアクティブ制御、マネージド運用サポート。
注意点 GREなどのルーティング型オプションでは、ルーティング可能なアドレス空間、BGP広告、GRE対応ネットワークインフラが必要になる場合があります。

Akamaiは、CDNベースのエッジ保護と専用DDoS防御を組み合わせています。AkamaiのCDN経由で配信されるアプリケーションでは、分散エッジインフラがオリジンの前段に位置し、悪意のあるWebトラフィックがバックエンドシステムへ到達する前にフィルタリングできます。そのため、プロキシ対象のアプリケーションでは、CDNそのものがDDoS防御の重要な第一層として機能します。

CDNの背後に単純に配置できない資産については、Prolexicによって保護を拡張します。ProlexicはCDN容量だけに依存せず、専用のDDoSインフラを使用します。Akamaiによると、32か所のAnycastスクラビングセンターで20 Tbpsを超える専用DDoS容量を提供しています。この組み合わせにより、WebワークロードにはCDNエッジ保護を利用しながら、データセンター、IPネットワーク、クラウド環境、その他の非CDN資産には専用スクラビングを追加できます。

主な機能:

  • CDNエッジ保護: Akamaiの分散エッジが、攻撃トラフィックをCDN保護対象のアプリケーションやオリジンへ到達する前にフィルタリングします。

  • 専用スクラビング容量: 32か所のAnycastスクラビングセンターに、20 Tbps超の専用Prolexic DDoS防御容量を分散配置しています。

  • プロアクティブな緩和制御: ゼロ秒緩和SLAにより、手動での有効化を待たずに攻撃を阻止するための事前定義済み制御を利用できます。

  • 柔軟な導入方式: クラウド、オンプレミス、ハイブリッド、常時保護、オンデマンド方式に対応し、より複雑なネットワークアーキテクチャをサポートします。

3. Cloudflare

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おすすめの用途 CDN配信されるWebサイト/アプリケーション、TCP/UDPサービス、IPネットワーク全体で、高度に自動化されたDDoS対策を重視する組織。
導入方式 WebアプリケーションにはCDN/リバースプロキシ、TCP/UDPサービスにはSpectrum、ネットワークインフラにはMagic Transitを利用。
強み 分散エッジでの緩和、適応型プロファイリング、複数のサービス形態にわたる幅広いL3/L4/L7保護。
注意点 適応型シグナルの全機能や高度なネットワーク保護は、特定のEnterpriseサービスまたはアドオンに依存します。

Cloudflareは、CDNに使用しているものと同じ分散エッジネットワークへDDoS対策を統合しています。WebサイトをCloudflare経由でプロキシすると、受信リクエストはオリジンより先にCloudflareのエッジへ到達します。この位置関係を活かし、正規リクエストにはCDN配信を提供しながら、悪意のあるトラフィックを特定して抑制できます。

CloudflareのAutonomous DDoS Protection Edgeは、マネージドルールセットを使用してL3/L4およびレイヤー7攻撃を自動的に検知・緩和します。Adaptive DDoS Protectionではトラフィックプロファイリングが追加され、高度なTCP/DNS防御では、有状態分析や行動分析を用いた追加の保護を提供します。少数の集中型スクラビング施設だけに依存するのではなく、検知と制御の多くをエッジ全体に分散させている点が特徴です。

また、標準的なCDNトラフィック以外にも、複数のサービスでこのアーキテクチャを拡張しています。リバースプロキシサービスはWebサイトとWebアプリケーションを保護し、SpectrumはTCP/UDPアプリケーション、Magic TransitはルーティングされたIPネットワークを保護します。

主な機能:

  • CDNネイティブな緩和: Webトラフィックのプロキシや配信に利用するものと同じ分散エッジインフラ上でDDoS対策を実行します。

  • 自律型緩和: マネージドL3/L4/L7ルールセットにより、エッジで攻撃トラフィックを検知・抑制します。

  • 適応型トラフィックプロファイリング: 行動ベースラインを利用し、通常のアプリケーションパターンから逸脱したトラフィックを識別します。

  • 複数の保護経路: リバースプロキシでWebトラフィックを保護し、SpectrumでTCP/UDPアプリケーション、Magic Transitでネットワークインフラまで保護対象を拡張します。

  • 高度なネットワーク防御: TCPおよびDNS向けの追加保護により、より複雑な有状態攻撃やプロトコル固有の攻撃に対応します。

4. Fastly

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おすすめの用途 すでにFastlyのCDN/エッジプラットフォームを通じて配信しているアプリケーションやAPIを保護する開発チーム/プラットフォームチーム。
導入方式 Fastlyのエッジプラットフォームへ直接統合され、個別のサービス単位で有効化。
強み エッジベースの緩和、適応型脅威検知、自動対応、生成された緩和ルールの可視化。
注意点 対象となる有料のFull-Site Delivery、Streaming Delivery、またはComputeサービスが必要です。

Fastlyは、アプリケーションやコンテンツの配信に使用するものと同じエッジプラットフォームへDDoS対策を直接統合しています。すでにFastly経由で稼働しているワークロードでは、攻撃トラフィックがアプリケーションサーバーやオリジンインフラへ到達する前に、エッジで検知・緩和できます。そのため、DDoS対策は配信後に別レイヤーとして追加するのではなく、CDNのトラフィック経路を自然に拡張する形で実装できます。

FastlyのAdaptive Threat Engineは、トラフィック特性を継続的に評価し、挙動が想定パターンから外れた場合に、攻撃ごとの緩和ルールを生成します。運用上の可視性も強みのひとつで、検知されたイベントや、プラットフォームが自動生成した緩和ルールをチーム側で確認できます。このアプローチは、すでにFastly経由で配信されているアプリケーションやAPIに特に適しています。

主な機能:

  • CDNエッジでのDDoS緩和: アプリケーション配信に利用しているものと同じ分散プラットフォーム上で、攻撃トラフィックを識別・フィルタリングできます。

  • Adaptive Threat Engine: トラフィックの挙動を継続的に評価し、異常なパターンを検知すると攻撃固有の緩和ルールを生成します。

  • 自動対応: 大規模な事前チューニングを必要とせず、数秒以内に検知・緩和を行うよう設計されています。

  • ルールの可視化: セキュリティチームは、検知されたイベントや、それに対応してプラットフォームが生成したルールを確認できます。

5. Imperva

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おすすめの用途 CDNを活用したWebサイト保護と、ルーティングされたネットワークや個別IP資産向けDDoS対策を組み合わせたい企業。
導入方式 Webサイト向けにはCDN機能を統合したグローバルプロキシを提供。ネットワーク保護にはGREやクロスコネクトを利用でき、常時保護とオンデマンド方式に対応。
強み CDNとWebサイト向けDDoS対策の統合、SLA付きL3/L4緩和、L3~L7対応、ネットワークおよび個別IP向けの独立した保護オプション。
注意点 CDNの役割は主にWebサイト/Webアプリケーション保護に関連しており、より広範なネットワークや個別IP向けサービスでは別の緩和経路を使用します。

Impervaは、このリストの他のプロバイダーとはやや異なる位置づけです。主にアプリケーション/データセキュリティベンダーとして知られていますが、そのアプリケーション配信プラットフォームにはCDN機能も含まれています。WebサイトやWebアプリケーションでは、トラフィックがオリジンに到達する前にImpervaのグローバルネットワークと統合CDNを経由するため、コンテンツ配信とセキュリティ検査を同じトラフィック経路で実行できます。

そのため、Webサイトを中心としたDDoS対策用CDNを検討する際にもImpervaは選択肢となります。CDNで正規コンテンツをキャッシュ・配信しながら、DDoS対策機能によって悪意のあるトラフィックをオリジンの上流で識別・フィルタリングできます。

ただし、ImpervaのDDoS対策がすべてCDNベースというわけではありません。ルーティングされたネットワークや個別IP資産については、GREやクロスコネクトなどの専用緩和アーキテクチャを利用して保護します。より広い製品ポートフォリオ全体では、レイヤー3、4、7の攻撃に対応しており、13 Tbpsのグローバルスクラビング容量を公開しています。また、L3/L4攻撃については3秒以内の緩和を保証するSLAを提供しています。

主な機能:

  • Webサイト保護向け統合CDN: WebサイトのトラフィックはImpervaのグローバル配信ネットワークとCDN機能を利用しながら、DDoSトラフィックをオリジン到達前にフィルタリングできます。

  • L3/L4で3秒以内のSLA: レイヤー3およびレイヤー4攻撃について、3秒以内の緩和SLAを公開しています。

  • 柔軟なネットワーク接続: GREやクロスコネクトによって、CDNのトラフィック経路外にあるルーティングインフラまで保護を拡張できます。

  • 個別IP保護: すべてのサービスを同じWeb配信アーキテクチャ経由にすることなく、非HTTP資産を保護できます。


よくある質問

2026年、DDoS対策に最適なCDNプロバイダーは?

すべての環境にとって唯一の「ベスト」なプロバイダーが存在するわけではありません。CDN配信、AIによる適応型緩和、WAAP、さらにWebとTCP/UDPサービスの両方を一体的に保護したい場合は、CDNetworksが有力な候補です。Akamaiは、CDNエッジ保護と複雑な企業ネットワーク/ハイブリッドネットワーク向けDDoS防御を組み合わせたい組織に特に適しています。Cloudflareは分散エッジ全体で高度に自動化された緩和を重視する場合に適しており、Fastlyはすでに同社のプラットフォーム上で動作しているアプリケーションやAPIとの相性に優れています。Impervaは、CDNを活用したWebサイト保護と、SLA付きのより広範なネットワークDDoS対策を組み合わせたい組織に適しています。

CDNでDDoS攻撃を防げますか?

CDNは、分散エッジ拠点で悪意のあるトラフィックを吸収し、異常なリクエストをフィルタリングし、レイヤー3、4、7の緩和制御を適用することで、多くのDDoS攻撃がオリジンへ到達するのを防ぐことができます。

ただし、CDNベースの保護が対象とするのは、プロバイダーの保護されたエッジを通過するトラフィックだけです。外部に公開されたオリジンIP、ルーティングされたネットワーク、CDN経路外にあるその他のサービスについては、専用DDoS対策が必要になる場合があります。

アジア太平洋地域でDDoS対策に適したCDNプロバイダーは?

CDNetworksは、アジア太平洋地域で有力な選択肢のひとつです。20 Tbpsを超えるスクラビング容量に加え、中国本土や東南アジアを含む広範な地域インフラを備え、CDN、WAAP、レイヤー3~7のDDoS対策を統合しています。CDNとDDoS対策の両方が同じグローバルエッジプラットフォーム上で動作するため、地域内でのアプリケーション配信と上流での攻撃緩和を組み合わせることができます。

DDoS攻撃中でも安定性や稼働率を維持しやすいCDNは?

グローバルに分散したインフラ、十分なDDoS緩和容量、常時保護機能を備えたCDNは、一般的にDDoS攻撃中でもサービス可用性を維持しやすい傾向があります。重要なのは、CDNプロバイダーがエッジネットワークをどれだけ効果的に活用し、悪意のあるトラフィックを吸収・フィルタリングしながら、正規リクエストを継続して配信できるかという点です。

たとえばCDNetworksは、常時稼働型のクラウド保護、20 Tbpsを超えるグローバルスクラビング容量、分散エッジインフラ上でのレイヤー3~7緩和を提供しています。そのため、大規模攻撃や複数ベクトルを組み合わせた攻撃の最中でもレジリエンスを重視したい組織にとって、有力な選択肢となります。

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